猫となかよく暮らせる街に
「ねこが庭に入ってきて困っている」「鳴き声がうるさい」「糞尿で困っている」などの苦情が寄せられています。これらは飼い主の気配りと責任ある飼育で改善できます。
飼い主による無責任な飼育は、近隣の人々に迷惑をかけるばかりではなく、ねこにとっても大変不幸なことです。
責任のある飼い方を
1.エサは自宅で与えるようにしましょう。
2.きちんと糞の処理をしましょう。
3.しつけ(特にトイレのしつけ)をしましょう。
4.飼育管理できる頭数にしましょう。
5.健康管理をして、飼育場所の清掃をこまめに行いましょう。
6.首輪や名札など、飼い主がわかるようにしましょう。
室内飼育のすすめ
猫は特定の休息場所で1日の大半を過ごすため、室内での飼育が可能です。室内飼育にはたくさんの利点があるため、近年、愛猫家の間では主流になりつつあり、ペットショップなどには、室内飼育のための様々なグッズが販売されています。飼い主のみなさん(特に新しく猫を飼われる方)には室内飼育をお勧めします。
室内飼育の利点
1.なわばりをめぐるケンカがないので、ケガをする心配が少ない。
2.他の猫との接触が少ないので、感染症を移される心配が少ない。
3.交通事故に遭う心配がない。
4.行方不明や盗難にあう心配がない。
5.メス猫の場合は、知らないうちに妊娠していたなどの心配がない。
6.近所に迷惑をかける心配がない。
不妊・去勢手術について
猫は年に2〜4回の出産が可能で、1回の出産で4〜5匹の子猫を産みます。飼えない子猫が産まれないように不妊・去勢手術を考えましょう。
手術には次のような利点があります。
メス
1.発情がなくなりオスが近づかない。
2.メス特有の病気(子宮蓄膿症など)がない。
3.出産がないため、体力の消耗が少ない。
オス
1.発情期にメスを求めて放浪しない。
2.メスをめぐるケンカがない。
3.大人しくなる。
4.尿かけ(スプレー)がなくなる。
ご近所への気配りを
ご近所とのコミュニケーションは取れていますか?飼い主の目が届かないところで、糞・尿・花壇や植木を荒らすなど、他人に迷惑をかけているケースが少なくありません。日頃から近所とのお付き合いを大切にし、飼いねこが迷惑をかけていないか気を配りましょう。
捨て猫の禁止
捨てられた犬や猫は、人に危害を加えたり、周辺住民とのトラブルの原因になります。目的もなく子犬や子猫を産ませることは、犬や猫にとっても大変不幸な事です。
飼い主は不妊、去勢手術をするように心がけ、不幸な子犬、子猫を増やさないようにしましょう。
動物を捨てる行為は法律により罰せられます。
愛護動物を遺棄した者は、50万円以下の罰金に処する。
(動物の愛護及び管理に関する法律第44条抜粋)
ねこにエサだけを与えている方へ
野良猫にエサを与える優しい気持ち・・・しかし、ちょっと待ってください!野良猫にエサを与えることで、その場所に猫が集まります。その集まった猫がところかまわず糞尿をしたり、花壇や植木を荒らしたりして、近所に迷惑をかけます。
また、集まった猫のあいだで子猫が産まれて、ますます被害や迷惑が大きくなり、結果として、猫嫌いの人を増やすことにもなります。
野良猫は伝染病や交通事故などで命を落としやすく、飼い猫に比べ不幸な生涯を送ります。野良猫にエサを与える行為は不幸な野良猫の繁殖を手助けしていることにもなります。
ただエサを与えるのではなく、エサを与える場合には、責任を持って飼育しましょう。また、不幸な子猫を増やさないためにも不妊手術を行いましょう。
近年、野良猫に無責任にエサを与えていた人が、近所の人から、糞尿、エサの食べ残し、害虫の発生などにより、周辺環境の悪化などで、被害を受けたと慰謝料を請求され、裁判で認められたケースなどもあります。