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― 複雑で多様化する相談 ―
 
   平成21年度に消費生活センターで受けた消費生活相談件数がこの
 ほどまとまりました。相談件数は3,714件で昨年と比べ744件
 減少しましたが、内容は複雑多様化しています。         
  多発しているトラブルを知り、被害にあわないよう注意しましょう。
 
  昨年度、消費生活センターに寄せられた相談の特徴は次のとおりです。
                                                      
   高齢者の相談が増加
  相談件数は不当請求などで一番多かった平成16年度をピークに消費者教育
 啓発事業の推進とともに減少傾向ですが、21年度は、年間3,700件を超 
 える相談が寄せられました。最近は、投資などの金融商品の相談が増加すると   
 ともに、通信販売に関する相談も多く電話情報提供サービスなどによる詐欺的 
 な被害など、相談内容がさらに複雑多様化し、1件の相談にかかる時間も増加
 しています。60歳以上の高齢者の相談をみると、訪問販売による相談が多く 
 訪問販売に関する相談全体の33.4%と突出しています。その中でも、新聞
 の長期契約などの相談が最も多く、60歳以上の高齢者が、新聞に関する相談
 全体の52.2%を占めています。また、消火器販売や賃貸住宅でのトラブル
 やフリーローン・サラ金、生命保険の相談も多く寄せられています。
  不要な契約は、きっぱり断ることが大切です。
 
   出会い系サイトに関する相談が増加
  相談件数の上位10品目(表1)をみると、最も多いのが「アダルト情報サ
 イト」で240件、次いで「フリーローン・サラ金」が212件となっていま
 す。また、「出会い系サイト」に関するトラブルでは、高額な請求を受けるな
 どの相談が多く寄せられました。メールの相手は架空の人物で高額な利用料を
 請求されるという「出会い系さくらサイト」にも注意しましょう。なお、昨年
 より増加したのは、賃貸アパート、新聞、消火器に関する相談です。ほかにも、
 中途解約時の解約金などのトラブルも増加しています。
 
表1 相談の多い上位10品目
順位
 品      目
相談件数
 
アダルト情報サイト
240件
携帯電話でアダルトサイトにアクセスし、年齢認証ボタンをクリックした途端、入会になり請求がきたなど
フリーローン・サラ金
212件
多重債務になり返済ができない債務整理についてなど
賃貸アパート
178件
5年間住んだ賃貸マンションを退去したが、高額な修理代を請求されているなど
出会い系サイト
127件
芸能人のブログを見ていたら、出会い系サイトにつながり3万円の請求を受けたなど
相談その他
123件
消費者庁設置の法律が制定されたが、消費生活センターの業務はどうなるのかなど
デジタルコンテンツ
118件
息子が郵便や電話で全く覚えのない有料サイトの使用料の請求を受けている。弁護士を連れて行き、差し押さえると書かれている。
他のデジタルコンテンツ  
 98件
総合情報サイトを無料期間中に退会していないため、高額な利用料が発生していると携帯電話にメールがきたが、覚えがないなど
新聞
 92件
3年前に新聞勧誘を受け、来年から5年間の新聞契約をしたが、ほかの新聞契約と時期が重なっているので解約したいなど
商品一般
 88件
商品が特定できないもの
10
消火器
 74件
認知症の父宅に消火器の業者が来て消火器の契約をし、高額な請求を受けているがどうしたらいいかなど
 
 
    販売購入形態別の特徴
  販売購入形態別(表2)でみると、通信販売による相談が昨年より減少して 
 いるものの966件で最も多く、中でも「アダルト情報サイト」や「出会い系
 サイト」などによる相談が多く寄せられています。相談者は40歳代が257
 件で一番多く、次いで30歳代の244件となっています。訪問販売による相
 談では、「新聞契約」「消火器」「浄水器」に関する相談が上位を占めており、
 相談者は60歳以上が多く177件で、50歳代、40歳代と続いています。
  電話勧誘販売による相談では、「光ファイバー」に関する相談がトップで、
 40歳代以上が多くみられます。さらに、マルチ商法に関する相談では、「健
 康食品」「化粧品」などの商品が多く、年代では、20歳代〜40歳代が半数
 以上を占めています。
 
              表2 販売購入形態別件数
品       目
相談件数
 店舗販売
      819件   (954件)
 訪問販売
      533件   (548件)
 通信販売
      966件 (1,072件)
 電話勧誘販売
      125件   (131件)

 マルチ・マルチまがい取引商法

       62件    (81件)
 ネガティブオプション
        8件     (5件)
 その他の無店舗販売
       64件    (48件)
 不明・無関係
    1,137件 (1,619件)
 合計
    3,714件 (4,458件)
                                 ※(  )は平成20年度の件数
 
    ヤミ金融にご注意を 
  「フリーローン・サラ金」や「多重債務」の相談は、それぞれ46.2%、 
 33.5%と昨年に比べて減少していますが、6月に貸金業法が改正され、年
 収の3分の1以上の借り入れができなくなり、借金ができない方が増えると予
 測されています。借入限度額が少なくなったからといって法律に違反して高金
 利で貸付を行う「ヤミ金融」を利用すると、厳しい取り立てや返済のための借
 金を繰り返すこととなり、犯罪や自らの命を絶っていまうような不幸な状況に
 陥ることもあります。ヤミ金融などのトラブルに巻き込まれないようにしまし
 ょう。
 
   困ったときは相談を
  トラブルにあわないためには、きっぱり断ることが大切です。自分だけで判
 断せず、早めに周りの人や消費生活センターに相談しましょう。
  相談窓口案内は、こちらまで
          
  ◇問合せ 消費生活センター  電話072(965)6002  
                 FAX 072(962)9385                          
                    
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