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― 高齢者の相談増加 ―
 
   このほど、平成20年度に消費生活センターで受けた消費生活相談
 件数がまとまりました。相談件数は4458件で前年度の4506件
 に比べ減少しましたが、依然として件数は多く、内容は複雑多様化、         
 さらに悪質化しています。多発しているトラブルを知り、被害にあわ
 ないよう注意しましょう。
 
 
  昨年度、消費生活センターに寄せられた相談の特徴は次のとおりです。
                                                      
   不当請求・架空請求の相談が増加
  相談内容のキーワード別に見てみると、不当請求に関する相談が1188件
 で総件数の26.6%を占め、中でも、携帯電話やパソコンによる情報料の不 
 当請求・架空請求の相談が多く寄せられています。また、実在する弁護士名を   
 かたって身に覚えのない債権について連絡を求める「架空請求ハガキ」などに 
 関する相談も寄せられました。
 
   高齢者の相談が増加
  契約当事者が60歳以上の高齢者による相談件数は、1174件で前年度
 (968件)より206件増加し、全体の26.3%を占めています。特に訪
 問販売による相談が多く、中には「”浄水器の点検”と言って訪問してきた業
 者が、勝手に新しい浄水器を取り付けた」などという悪質な相談もありました。
 ました。
 
表1 相談の多い上位10品目
順位
 品      目
相談件数
 
電話情報提供サービス
555件
携帯電話に身に覚えのない総合情報サイトの請求が届いたなど
フリーローン・サラ金
394件
多重債務になり返済ができない債務整理についてなど
役務その他
333件
ハガキなどで不特定多数の人に架空の未納料金を請求するなど
不動産賃借
198件
退去時の現状回復や入退去時の料金にかかわるトラブルなど
オンライン情報サービス
137件
アダルトサイトなどに接続され、高額な料金を請求されたなど
工事・建築
123件
点検すると言って訪問してきた業者に高額な屋根工事などの契約を迫られたなど
エステティックサービス  
 89件
エステサロンの倒産や中途解約の精算など
商品一般
 85件
商品が特定できないもの
新聞
 83件
強引な勧誘、長期契約、過大な景品提供、解約料のトラブルなど
10
会社生命保険
 72件
外資系保険会社などの問合せ、保険金の不払い関係など
 
 
    エステサービスに関する相談が増加
  相談の多い上位10品目(表1)を見ると、もっとも多いのが携帯電話によ 
 情報料などの「電話情報提供サービス」で555件。次いで「フリーローン・
 サラ金」が394件で、前年度同様、1位、2位となっています。「エステテ
 ィックサービス」に関する相談は7位で89件ですが、相次ぐエステサロンの
 倒産による影響で多くの相談が寄せられ、前年度と比較すると倍増しています。
 ほかにも中途解約時の解約料などのトラブルも寄せられています。
 
 
              表2 販売購入形態別件数
品       目
相談件数
 店舗販売
      954件   (973件)
 訪問販売
      548件   (599件)
 通信販売
    1,072件 (1,300件)
 電話勧誘販売
      131件   (136件)

 マルチ・マルチまがい取引商法

       81件   (104件)
 ネガティブオプション
        5件     (7件)
 その他の無店舗販売
       48件    (64件)
 不明・無関係
    1,619件 (1,323件)
 合計
    4、458件 (4,506件)
                                 ※(  )は平成19年度の件数
 
    販売購入形態別の特徴 
  販売購入形態別(表1)で見ると、通信販売による相談が1072件でトッ 
 プ。中でも「(携帯)電話情報提供サービス」や「(パソコン)オンライン情
 報サービス」による相談が通信販売相談件数全体の約6割を占めています。
  契約当事者が30歳代に多く288件。次いで40歳代が184件、20歳 
 代が166件となっています。「無料サイトにクリックしただけで高額な請求   
 が届いた」など不当請求による相談をはじめ、最近では「競馬・パチンコ情報」
 や「ネットショッピング」に関するトラブルも増えてきています。
  また、訪問販売による相談では、「新聞契約」や「工事・リフォーム」「浄
 水器」に関する相談が上位を占めています。契約当事者は60歳以上に多く2
 39件で、次いで50歳代、40歳代と続いています。
  電話勧誘販売による相談では、「教材や資格講座」に関する相談が多く「資
 格講座が修了していないと新たに高額な契約を迫り、強引に高額な本の勧誘を
 された」などの相談も寄せられました。30歳代〜40歳代が51件で多くを
 占めています。
  さらに、マルチ商法に関する相談では、「健康食品」「化粧品」などの商品
 が相談の約半数を占めています。20歳代の若者に多く28件で、次いで60
 歳代の14件となっています。
 
    公的機関を名乗った還付金詐欺に注意を
  市役所・税務署・社会保険事務所などの公的機関の職員を装った還付金詐欺
 などの悪質な事件も増えています。相手の言うことを鵜呑みにせず、事実確認
 を必ずしましょう。
 
   困ったときは相談を
  トラブルにあわないためには、きっぱり断ることが大切です。自分だけで判
 断せず、早めに周りの人や消費生活センターに相談しましょう。
  相談窓口案内は、こちらまで
          
  ◇問合せ 消費生活センター  電話072(965)6002  
                 FAX 072(962)9385                          
                    

 

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